
dポイント投資の「アクティブコース」と「バランスコース」は、THEOの「グロースAI」と「インカムAI」の値動きに連動することは周知の通りです。
THEOの「グロースAI」と「インカムAI」の組入ETFの変動率を計算すれば、当日17時のアクティブコースとバランスコースの変動値の予測が可能です。
正確な予測は困難ですが、事前に当日17時の変動予測をしておくと、当日14時の注文判断の材料の一つになります。
■ 当日17時の変動予測値の計算方法
必要なもの
変動率が決まる要因
- グロースAIとインカムAIの組入ETFの基準価額の前日比
- ドル円為替仲値の前日比
- アクティブコースは、グロースAI 80%、インカムAI 20%の比率で算出する。
- バランスコースは、グロースAI 45%、インカムAI 55%の比率で算出する。
ダウ・ナスダック・S&P 500・日経平均株価などの総合指数は、予測値の計算には直接関係しません。
表計算ソフトで簡単に計算ができます。
スマホ版のExcelアプリでも計算できます。早速フォーマットを作成してみましょう。
まずは、基本フォーマットからです。
とりあえず、こんな感じでしょうか。
組入ETF銘柄と組入銘柄のウェイトは、毎月THEOの月次レポートから確認しておきましょう。
月次レポートではETFの組入比率上位5銘柄のウェイトか把握できます。下位の組入比率まで把握する場合は、交付目論見書を確認すると上位10銘柄まで把握できます。
月次レポートでは、毎月1回、ETFの組入比率が把握できますが、上位5銘柄のみしか把握できません。
交付目論見書では、上位10銘柄のETF組入比率が把握でますが、年1回しか公表されません。
上位5銘柄あれば、ある程度の予想は可能です。何銘柄入れるかは、おまかせします。各予想サイトで予測値が異なるのは、この部分の推定値の差があるのではないかと思われます。
THEO+docomo を新規お申込みしておくと、THEOの公式サイトでさらに詳しい組入銘柄・比率が確認できます。
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THEOのグロースAI・インカムAIのETF組入比率の確認方法
とりあえず、簡単な上位5銘柄で作成してみましょう。
データと計算式を入れたらこんな感じになります。
黄色のセルに最新のデータを入力すると、赤いセルに予測値が出るように作成した例。
それでは、各セルの入力方法の説明をします。
まずは為替の入力です。
「B2」と「C2」は、それぞれ前日と当日の公示仲値を入力してください。各銀行のサイトで確認できます。
dポイント投資の結果に影響する為替は、このAM10時の仲値だけです。その他の時間の為替は関係ありません。
「D2」=「C2-B2」
「E2」=「C2/B2」
次は、THEOの基準価額の入力です。
「B5」と「B6」は、それぞれTHEOのグロースAIとインカムAIの基準価額を入力してください。お金のデザインのサイトで確認できます。
「B8」と「B9」は、THEOのグロースAIとインカムAIの基準価額を、ポイント投資用の配分に再計算します。
アクティブコースは、グロースAI 80%:インカムAI 20%の配分ですので、
「B8」=「=(B5*0.8)+(B6*0.2)」
バランスコースは、グロースAI 45%:インカムAI 55%の配分ですので、
「B9」=「=(B5*0.45)+(B6*0.55)」
となります。
次は、組入ETFの前日比の入力です。
「C12」〜「C16」は、組入ETFの前日比を入力しで下さい。MSN マネーアプリなどで確認できます。NYクローズ後の数値を入力して下さい。
「C17」は、上位銘柄の平均値を入力しますので、
「C17」=「=AVERAGE(C12:C16)」となります。
「C20」〜「C25」のバランスコースも、アクティブコースと同様です。
予想の精度を上げるため下位銘柄を増やす時はここを増やして下さい。また、祝日などの国内市場の休場日明けは、ETFの変動率の取り方に注意して下さい。
MSN マネーアプリ(iPhone)
無料で使えます。
続いて、組入ETFの持分の計算をします。
「D12」〜「D17」は、「B5」のグロースAIの基準価額を「B12」〜「B17」のウェイトで持分を算出します。
「D12」=「=(B$5*B12) 」となります。
「D17」までコピーして貼り付けして下さい。
「D20」〜「D25」は、「B6」のインカムAIの基準価額を「B20」〜「B25」のウェイトで持分を算出します。
「D20」=「=(B$6*B20) 」となります。
「D25」までコピーして貼り付けして下さい。
前日比を算出します。
「E12」〜「E17」は、それぞれ「C12」〜「C17」の前日比を増減する計算をしますので、
「E12」=「=D12+(D12*C12) 」となります。
「E17」までコピーして貼り付けして下さい。
バランスコースの「E20」〜「E25」も同じです。
いよいよ予測値の計算に入ります。
「C5」=「=SUM(E12:E17)」でグロースAIの基準価額の予測値が算出されます。
「C6」=「=SUM(E20:E25)」でインカムAIの基準価額の予測値が算出されます。
ポイント投資用の配分に再計算します。
アクティブコースは、グロースAI 80%:インカムAI 20%の配分ですので、
「C8」=「=(C5*0.8)+(C6*0.2)」
バランスコースは、グロースAI 45%:インカムAI 55%の配分ですので、
「C9」=「=(C5*0.45)+(C6*0.55)」
にて、各コース用の配分で再計算します。
為替変動分の補正をします。
このままでは、為替変動分が反映されていないため、「C8」と「C9」に為替変動率の掛けて再計算します。
「D8」=「C8*E2」
「D9」=「C9*E2」
となります。
これで、アクティブコースとバランスコースの予測値が算出できましたので、変動率の計算式は
「E8」=「=D8/B8-1」
「E9」=「=D9/B9-1」
となり、
アクティブコースの予測値は「+0.18%」
バランスコースの予測値は「+0.22%」
となります。
為替が変動すると予測値が変わるので、どれくらいの為替までなら耐えられるかも事前に把握することができます。
スマホの表計算アプリなら、一度フォーマットを作成しておけば、外出先でも計算ができるため大変便利です。
この方法で、17時反映の変動率は ±0.1%程度の誤差まで予測可能ですが、THEOのETFの組入銘柄や組入比率は日々変化しており、また、為替仲値も金融機関によって開きがあるため、予測値を完全に一致させるのは至難の技です。
とはいえ、17時の結果の予測には十分使えるでしょう。
あとはポイント投資で確実に儲かる注文のタイミングが分かればいいのですが、難しいところです。
今回は上位5銘柄のみで計算をしてみましたが、さらに正確に計算するならTHEO+docomo を新規お申込みしておくと、下位の組入銘柄・比率まで確認できます。
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入金をしなくても使い道があるため、dポイント投資をされる方は口座を持っておいて損はないと思います。
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